「EZdic」は、日英社の「熟語本位 英和中辭典(再訂版)」(斎藤秀三郎著)をパソコンのブラウザから閲覧したり、検索(見出し語のみ、例文は検索できません)する目的で開発したプログラムです。
辞書データ(画像)自体は「国立国会図書館デジタルコレクション」(NDLDC)で公開されている昭和5年に印刷された版を使用しているため、最新版をお望みの方は岩波書店様が販売している「熟語本位 英和中辞典 新版」をお勧めします(なお、本プログラムは「新版」には対応しておりません)。
インストール不要のタブレット/スマートフォン向けのウェブアプリもラインアップとして追加しました。辞書ページの表示はNDLDC側のウェブアプリを使用するので、検索はインストール版には及びませんが、リソースが少ないという場合はこちらがおすすめです。
URLはhttps://mmurak.github.io/EZdic/mEZdic.htmlです。
なお、ブラウザーによっては「ポップアップウィンドウのブロック機能」によって、「前付および後付」メニューを選択しても該当ページが開きません。何らかの単語を検索した後、NDLDCのページを閉じない状態で「前付および後付」メニューを選択するか、https://mmurak.github.io/ に対するポップアップウィンドウの表示を許可するようにしてください。
また、NDLDC側の操作インターフェースは和書を主体にしているため、次ページは「1本指で右スワイプ」、前ページは「1本指で左スワイプ」、画面の拡大縮小は「2本指でのピンチ操作」、画面の表示位置変更は「2本指でのドラッグ」となっています。
インストール方法の「1」で解凍したフォルダ内にある「index.html」をダブルクリックまたはオープンすることで、プログラムが起動します。ブックマークしておくと次回以降の起動が便利になります。
検索語入力エリアに半角アルファベットを入力した後、[enter]キーを押すことで検索処理が実行されます。また、[esc]キーを押すことで検索語入力エリアがクリアされ、入力準備が整います。
ページ画像が表示されている領域でマウスをクリックすると、ページ拡大機能が有効化/無効化できます。
[↑]キーを押すと1ページ前に、[↓]キーを押すと1ページ後に移動します。
[履歴]ドロップボックスから過去の履歴を再検索することができます(最大50語まで)。
[Shift]キーを押しながら[栞]ボタンをクリックすると、現在表示されているページに栞を設定することができます(設定できるのは1つだけです)。[Shift]キーを押さずに[栞]ボタンを押すと、以前に設定したページが表示されます。
「熟語本位 英和中辭典」には以下の版が存在しています。
正則英語學校出版部(斎藤秀三郎氏)が制作し、日英社が出版したもの
豊田實氏の増補で、岩波書店が出版したもの
[*1] なお、[F]の新版は[E]の新増補版における漢字/かな遣いを変更し、ルビの追加や校注(八木克正氏の手による)を施したものであり、CD-ROM内には[E]と[F]のPDFが収録されています。
[F]については現在も岩波書店から販売されています。https://www.iwanami.co.jp/book/b266364.html
版 | 公開URL | 奥付の発行日 | 状態 |
---|---|---|---|
改訂版([B]) | https://dl.ndl.go.jp/pid/1681529/ | 1924年(大正13年)9月1日 | p.13-16が落丁 |
改訂版([B]) | https://dl.ndl.go.jp/pid/1681530/ | 1917?年(大正6年)8月31?日 | p.51-52と p.519/520が落丁 p.483が半分破れて欠落 |
再訂版([C]) | https://dl.ndl.go.jp/pid/1679475/ | 1930年(昭和5年)2月20日 | 落丁なし |
再訂版([C]) | https://dl.ndl.go.jp/pid/1699960/ | 1930年(昭和5年)2月20日 | p.1-2が落丁 |
再訂版([C]) | https://dl.ndl.go.jp/pid/1700907/ | 欠落 | p.1-2が落丁 |
こういった結果から、本プログラムでは再訂版([C])で落丁のないコピー(1679475)をベースにインデックスを作成しております。
このプログラム(NDLDCからの画像データを除く)はMITライセンスとなっています。