TuneEditor 4.10とは?

 TuneEditorとは、英語の文字表現や発音記号(音声記号)だけでは表しきれないプロソディー(音の強弱や高低、長短)を視覚情報として表記するためのアプリケーションであり、イギリスの音声学研究におけるロンドン学派の表記法(+α)を簡単に入力できるようにすることを第1の目的にしています。

 サポートしている表記法は、英語の文章中に付加記号(Tone Stress Mark: TSM)を記述する方式(以下、TSM表記と略)と、音の高低を表す上下線の間に黒いドット(音の高低を高さで、音の強弱を大きさで表し、音の長短/リズムを(ざっくりと)その間隔で表現する)を記述して表現する方式(以下、行間表記と略)です。

 なお入力後のイメージはjpeg形式の画像ファイルとして、また作業中の内容 をプロジェクトファイル(拡張子は「.ti4」)として保存できます。

TuneEditorの出力例
—行間表記の中央部に引かれた点線「長瀬線」(Nagase line)は長瀬慶來先生の発案によるものです—